あなたの髪の毛はこんな状態ではないですか?
- 髪の毛をいたわっているつもりなのにツヤがでない
- ブラシやクシが途中でひっかかる
- ドライヤーは髪に悪いと思い、自然乾燥して寝てしまう
こんなことをしていたら、髪の毛がパサパサになってしまうかもしれません。今回は髪がパサパサになる原因と対策を書いてみました。
髪の毛パサパサとは
髪の毛がパサパサになるのは、キューティクルがはがれ落ちてしまったからです。
髪の毛の構造



髪の毛は、上図のように3つの層でできています。
- 髪の毛の構造
- キューティクル(表面)
- コルテックス(中)
- メデュラ(中心)
キューティクル(表面)
キューティクルはたんぱく質でできています。髪の毛の一番表面の部分で、毛先へ向かってウロコのように重なっています。
キューティクルは、毛髪の表面をおおっている部分。外部の刺激から毛髪内部を守り、コルテックスのタンパク質や水分が失われないように働くと同時に、髪につやを与えています。
資生堂:美容の情報 より引用
根もとから毛先に向かってウロコ状(紋理)に重なり合い、1枚の細胞は非常に薄く、通常6~8枚が密着した層をなしています。
髪の光の反射や、手で触った時の感触にかかわっています。髪の毛のキューティクルがしっかり張り付いていると、天使の輪ができます。
コルテックス(中)
コルテックスは髪の毛の固さ、太さに関係しています。髪の毛の8割~9割はコルテックスで、これもたんぱく質でできています。コルテックスに含まれるメラニン色素で髪の色がきまります。水分が多いと、しなやかな髪になります。
メデュラ(中心)
メデュラはたんぱく質と脂質でできています。この部分が太いと、髪の毛が太くなります。
髪の毛が痛むとは



画像左が健康な髪の毛です。画像右がキューティクルが痛んだ髪です。キューティクルがはがれた所からコルテックス(中)も痛み始め、ハリやコシがなくなってきます。そして髪の毛の内側がダメージを受け始めます。その後、髪の毛の中が空洞に近くなり、枝毛や切れ毛になります。そして髪の毛がパサパサになり始めます。
髪の毛のパサパサの原因



髪の毛がパサパサになるのにはこのような原因があります。
- 水分不足
- パーマ・カラー
- シャンプーの種類
- ドライヤー
- 紫外線に注意
- 強いヘアスプレー・濡れたまま就寝
- 高温になるアイロンやコテ
- 加齢・ホルモンの変化
1.水分不足
髪の毛はお肌と同じたんぱく質でできています。そのため、水分が不足すると肌がカサカサになるように、髪の毛もパサパサになってきます。
2.パーマ・カラー
パーマやカラーは強い薬なので、キューティクルにダメージを与えます。一般的に店で売っているカラーは、誰にでも効くように薬の作用も強くなっています。
一回染めて、しばらくすると根元に黒い髪が生えてくるため、繰り返しカラーを使わなければいけません。するとどんどんダメージが蓄積されます。
サロンにはオーガニックの原料しか使っていないカラーがあり、ダメージが少ないです。
3.シャンプーの種類
石油性の界面活性剤を使ったシャンプーは、髪の毛がパサパサになりやすいです。洗浄力が高すぎるシャンプーは必要な油分も流してしまい、油がなくなると水分もなくなります。髪と頭皮に優しいアミノ酸シャンプーがおすすめです。
4.ドライヤー
洗髪後は、必ずドライヤーで乾かす癖をつけましょう。自然乾燥では濡れた髪同士がこすれあい、キューティクルにダメージを与えます。また雑菌が繁殖やすくなり、頭皮にも悪影響を与えます。



5.紫外線に注意
太陽光線の一部の紫外線はモノを破壊します。元々は赤い看板だったのがしらっちゃけているのをよく見るでしょう。
お肌にダメージを与えるのと同じように、髪の毛にもダメージを与えます。しかも日本人の髪の毛は黒、光を全部吸収する黒色で、紫外線の影響を受けやすいのです。
6.強いヘアスプレー・濡れたまま就寝
髪を固めてセットしてしまった場合、動かすとキューティクルがはがれてしまいます。また、髪の毛を乾かさずに寝ると、枕や髪の毛同士でこすれてキューティクルがはがれます。
7.高温になるアイロンやコテ
アイロンやコテは150度以上にもなります。肉は100度近くなると煮えてしまいますが、髪の毛もたんぱく質なので高温になると変質してしまいます。
8.加齢・ホルモンの変化
閉経してホルモンバランスが変わったり、加齢により髪の毛の質がかわり、パサパサになることもあります。
パサパサ髪の対策、治す方法



上記の髪の毛のパサパサの原因を防いだあと、さらに次のことを試してみましょう。
パサパサ髪を戻すために、まずシャンプーを変えます
安いシャンプーは石油系の界面活性剤を大量に使い、強力な作用で髪汚れを落としますが、脂も必要以上に落とします。
天然成分で石油系の界面活性剤が少ないものに
強いシャンプーは避けて、髪の毛の脂を適度に残しましょう。
アミノ酸系シャンプーを使う
石けん成分や界面活性剤が少なく、頭皮や髪の毛に害がありません。また髪の毛に栄養を与えてくれます。
ダメージヘア用シャンプーに変える
これも洗浄力は弱めにしてあり、その代わり栄養を補給するものが多いです。
乾燥を防ぐことが大事
週に2日か3日はヘアマスク・トリートメント・コンディショナーをかけ、髪の毛に栄養を与え、保護しましょう。
理想的なのは美容院でのトリートメントです。
トリートメントとコンディショナー



トリートメントとコンディショナーの役割は以下の通りです。
- トリートメント:髪の毛の内側を補修
- コンディショナー:髪の毛の外側を補修
トリートメント → コンディショナーと交互に行うのが理想ですが、髪の毛のダメージが多いと思われる方を増やしてください。また、流さないトリートメントも効果があります。
トリートメント・コンディショナーの時はジャンボコームを使う



大きいクシです。トリートメントとコンディショナーは手の指では髪の毛1本1本に行き渡らないため、ジャンボコームで隅々まで行き届けます。
紫外線を防ぐ
外出するときは、帽子・日傘をし、紫外線を防ぎます。お肌のためにも重要ですが、髪の毛のダメージも減らします。
自己流ではなくサロンでケアしてもらう



自分では何をやっても変わらないほど痛んでしまったら、自宅ではなく髪の毛のプロがいるサロンでケアしてもらいましょう。個人に合ったケアをしてくれるだけではなく、日ごろのケアのアドバイスもしてもらえます。
まとめ 髪の毛がパサパサになる原因・対策と治す方法
髪の毛のパサパサを防ぐには、まずキューティクルを大事にすることが必要です。
キューティクルがはがれると、その部分から中身が出ていってしまい、色素もなくなります。
ツヤもなくなり、パサパサになってしまいます。
中身が出てしまうと、枝毛や髪の毛が切れる原因にもなります。
日頃の手入れが大事ですが、どうにもならない場合はサロンのプロに任せましょう。
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