アトピーでこのような症状はありませんか?
- アトピーがひどく、手や足の関節の裏などが湿疹のようになる
- スカートや水着が着れない
- 首や顔にも出て真っ赤になってしまい、人と目を合わせて喋りたくない
- 市販のステロイド剤を塗っているが、塗るのを止めたらひどくなる
この記事はアトピー性皮膚炎の症状を改善する治療法、ステロイド薬の副作用、正しい使い方について書いています。
アトピーの症状を悪化させない方法



アトピーの症状を改善するために、次のようなことに気をつけましょう。
- お風呂で身体を洗う時は、タオルやナイロンタオルを使うと皮膚が傷つき、かゆみの原因となります。手でなでるように、お肌を傷つけないように洗いましょう
- ベビーソープは使わないように。「刺激が少ないだろう」という自己判断でベビーソープ石鹸を使っていたのですが、皮膚科の医師が言うにはまったくの逆効果でした。
赤ちゃんはお肌に脂肪分が多いので、脂を洗い流す効果が強く、普通の大人用ボディーソープより洗浄力が強いとのことです。 - スーパー薬局などで「大人の敏感肌用、低刺激」のボディーソープを使いましょう。アルコールや香料などがまったく入っておらず、肌への刺激がとても少ないのです。
- 顔もゴシゴシ洗いをやめて、ただの水か、軽くソープをつけて流すだけにしましょう。今ある皮膚を大事に。
- 薬局で売っているステロイド剤を自己判断でつけるとアトピーが悪化する場合があります。皮膚科に行き出された薬を指示通りに塗りましょう。
ステロイドの副作用



ある日、アトピーがひどくなって会社にいけないほど悪化しました。
どうにもならないため、適当な皮膚科にいきました。直径3センチくらいの青いキャップの塗り薬を渡されました。薬を塗ると、顔や首の湿疹があっという間に引いていきました。
調子にのって、ひどくなったら塗り、治りかけたら止めるような塗り方をしていました。そのころはステロイドの副作用というものを知りませんでした。
しかし、だんだん顔が赤くなり、皮膚が薄くなっていったのです。
アトピーの症状は市販のステロイドで悪化する



薬がなくなると、また夜中にかいて血だらけの日々が続きました。
スーパー薬局へ行き「こんな状態なんだけどどうすればいいか」と聞くと、「フルコート」という塗り薬を勧められました。アトピーを治す薬だと言われました。
その薬の成分に「合成副腎皮質ホルモン」(ステロイド)と記述されていました。そこで初めてステロイドのことを聞きました。
薬を塗ると治り、止めるとステロイドの副作用で悪化する、その薬も同じような塗り方をしました。
しかし薬を止めた時の症状が酷く、顔は真っ赤になり人に合うのも嫌になり、とうとう会社を長期間休んでしまいました。
アトピーの症状について



子供の頃から22歳くらいまでアトピーに悩まされました。症状としてはヒジ関節の裏、ヒザ関節の裏、首、顔へと皮膚の弱い所へ湿疹のようなものができ、とてもかゆくなります。
起きている時は我慢しても、寝てる間にいつの間にかかいて、朝起きたら血まみれだった、ということがよくありました。
アトピーは、本来は赤ちゃんや小学生低学年がかかる症状でした。1975年度のアトピーの患者は「1歳」が最も多かったのです。
しかし、1985年には16歳~20歳に、最近では「20歳~25歳」へとだんだん大人の症状になってきています。
ステロイドを効果的に使うと効くのですが、自分の判断で塗ったり止めたりとることにより副作用で症状が悪化する場合が多いので、皮膚科の医者の指示に従いましょう。
また、石鹸やシャンプーの使いすぎで皮膚の防衛機能が壊されて症状が悪化するケースもあります。
夏は汗でかゆくなり、冬は乾燥してよけいにかゆくなります。
子供のころのアトピーの悪化



アトピー性皮膚炎に気がついたのは小学3年生のころでした。ヒジの内側がものすごくかゆく、子供なのでついかいてしまう。
何日が経つと、またかゆくなるのでかいてしまう。かゆみの部分がどんどん大きくなり、赤くなり、友達にからかわれる始末。
「これ、移るん?」みたいな。
そもそも皮膚が弱かったため、夏は汗もが発端でかゆみが始まり、冬はカサカサ肌が発端でかゆみがはじまる。
まだヒジの内側とヒザの裏側だけでしたので、それほど気にはしていませんでした。
大人になってもアトピーの症状が悪化する



20歳ごろはもう働いていたのですが、いきなり残業200時間という激務のプロジェクトに入れられました。
プログラマーだったので一日中、夜中までパソコンの画面を見るのですが、時間が経つにつれ身体中がかゆくなってきました。
夜遅くに家に帰って寝るのですが、寝てる間に首筋や顔をかいていたようです。起きたら首や顔が血だらけでした。
別の病院で検査を受ける



もうステロイドを塗るのがこわくなって、別の皮膚科にいきました。
そこではアレルギーテストをされました。
結果は・・・・・・10点満点で要約すると
ダニ・ハウスダスト | ********** |
米 | なし |
麦 | ******** |
大豆 | ********* |
卵 | ********** |
果物 | なし |
ナッツ | * |
こんな状態でした。つまりダニ・ハウスダストを避け、麦、大豆、卵が食べられないのです。
アトピーの治し方



アトピーの症状を減らして治療していくためにはこれらのことをやりましょう。
ハウスダストを減らす
たいていのアトピーの方はダニやハウスダストにアレルギー反応があります。
そういった方は以下のようなようなことをこまめにやることです。
- 部屋を毎日掃除機をかける
- シーツや枕カバーをこまめに洗濯する
- ダニ退治用具でダニを減らす
置いて集めて捨てるだけ!
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アレルゲンを摂らない
アトピーなのにアレルギー検査をしていない方もいます。すぐにアレルギー検査を行って、アレルゲンを避けるのも治す方法のひとつです。
人によって違いますが、私は卵・小麦・大豆がアレルゲンだったため、アレルゲンをできるだけ摂らないようにしていました。
トンカツや天ぷらの衣(小麦、卵)をはいで食べ、チラシ寿司の錦糸卵もよけて食べました。ラーメン、うどん、パンなどはもちろん食べれません。
ひたすら、米と肉・魚を食べていましたが、さすがにトンカツの皮をはぐと変な目でみられました。
肌を清潔に保つ
シャワーを毎日浴びて、肌を清潔にするように言われました。タオルなどではこすらないように。
ステロイドは医者の指示通りに塗る
医者から、2番目に弱いステロイドを出されました。
それは副作用がほとんどない弱いステロイドで、治るまで塗るようにと言われました。治っても、週に1回くらいは塗ること。薬局で勝手に買わないようにと。
副作用の心配をしたら、医者は
「このステロイドは、1万年くらい塗っても副作用は出ないから」
とのことで、とても安心しました。
医者は何十種類もある薬の中からその人に適した強さのステロイド剤を選んでくれます。医者の指示通りに塗っていると、1週間くらいでアトピーが消え、副作用も出ませんでした。
やはり評判が良い皮膚科にいくのが一番の治療法です。
ローションで肌の乾燥を防ぐ
また、「乾燥止めのローションを出しておくので、風呂上りなど定期的に塗るように」
と言われました。肌の乾燥が最も悪いそうです。
その前の皮膚科ではそんなこと言われなかったですし、ローションもだされませんでした。
やはり、信頼できる皮膚科を探して受診するべきです。
まとめ アトピーの症状と治し方
- ステロイドの自己判断での使用は症状を悪化させる場合があります。評判の良い皮膚科に行き、医者の指示通りに塗るようすれば症状を改善することができます。
- 肌が傷つくとかゆくなります。お風呂ではタオルやナイロンタオルを使わず、手でなでるように、お肌を傷つけないように洗いましょう。
- ベビー石鹸は刺激が少ないように見えますが、実は赤ちゃんのお肌の脂を洗い流す効果が強く、アトピーには強すぎるようです。
普通の大人用ボディーソープより洗浄力が強いのです。スーパー薬局などで「大人の敏感肌用、低刺激」のノンアルコールのボディーソープを使いましょう。 - 顔はただの水か、軽くソープをつけて流すだけにしましょう。
- 病院でアレルギーテストをして、何がアレルギーの原因なのかをちゃんと把握し、避けるようにしましょう。
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